ご覧のページは、これまでのコンソーシアムのホームページを活用し、コンソーシアムの活動記録や資料等をアーカイブ化したものになります。

レポート
「新しい東北」ミーティング in 神戸

イベントレポート
事務局ブログ

 復興庁「新しい東北」ミーティング in 神戸に参加しました。今年度から始めた復興庁との連携の一環です。
 東日本大震災から4年、復興の状況は大きく変化しています。この度は、阪神・淡路大震災から20年を迎えた神戸を会場に、東北の「今」を伝え、そして、東北の「今」を知り、「新たなつながり」をつくることをテーマとして、リレートーク・パネルディスカッション・講演・意見交換が行われました。


 ギャラリー会場には24ヶ所のブースが設置され、各取組が紹介されました。文化芸術による復興推進コンソーシアムも被災地の活動やイベント等を紹介しました。他に芸術文化関連のブースが無いことから、興味を持っていただき、資料等がほぼ無くなるほどでした。 


 


        ブース会場                コンソーシアムのブース 


 メイン会場は、竹下復興大臣の挨拶から始まり、井戸兵庫県知事、久元神戸市長が東日本大震災の復興へ向けて継続した支援を力強く語られました。また、岡本復興庁事務次官から復興の現状について説明があり、現状と課題を把握することができました。


 リレートークでは、被災地の自治体、被災地で新しい取り組みを行っている団体(9団体)、復興支援を行っている団体(9団体)、関西の自治体・大学・高校から活動(6団体)の取り組みの紹介がありました。コンソーシアムからは桜井東京事務所長が登壇して、コンソーシアムの取組等を紹介しました。


 


        リレートーク①               リレートーク②


 その後、「パネルデスカッシヨン~これからの復興とコミュニティの再生~」と題して、東日本大震災、阪神・淡路大震災の被災地でコミュニティ形成に取り組む方々から、阪神・淡路大震災の被災地のノウハウをいかに東北につなげるかなど、幅広い議論がされました。


 


      パネルディスカッション          コーディネーター&パネラー


 ラストは三谷(公財)神戸市産業振興財団総務部参事から「災害からの地域産業復興」と題して、市民の生活を支えるためには、地域を支える産業の復興が必要不可欠。神戸における地域経済の復興と活性化について講演がありました。被災後の地域産業については、早期に対応しないと衰退の一途をたどることになると力説されていました。地域産業復興の取組方について学ぶことができ有意義な時間でした。


 


          講演              東北わくわくマルシェ活動報告


 終了後、「新しい東北」つながる懇親会に参加し、情報交換、意見交換を行いました。


 復興庁との連携として、「新しい東北」ミーティングin神戸に参加し、被災地の復興状況や取組等を把握することが出来ましたが、時間の経過により、復興格差が生じ、新たな課題が起きています。特に長期化する避難生活からの心と体の健康対応や被災者の生きがいづくりを支援する「心の復興」活動がこれから更に必要であると痛感しました。
 「新しい東北」は、地域コミュニティとビジネスからの復興であり、コンソーシアムは文化芸術からの復興です。地域コミュニティの再生については、祭り・民俗芸能等の活動が必要不可欠であり、具体的な連携が図れるか、復興庁と連携会議を開催したいと思います。

イベント概要
イベント名 「新しい東北」ミーティング in 神戸
開催期間 2015年05月30日(土)
エリア 関西エリア
開催地 兵庫県
会場 デザイン・クリエイティブセンター神戸(KIITO)兵庫県神戸市中央区小野浜町1-4
料金 無料
※ミーティングへの参加をご希望の場合、事前に事務局(下記アドレス)までメールでご連絡ください。(当日参加も受け付ける場合があります。)また、特別企画「ボランティア・ワールドカフェ」も事前のお申し込みが必要です。
問合せ先 「新しい東北」官民連携推進協議会事務局(みずほ総合研究所)E-mail:nt-info@mizuho-ri.co.jp TEL: 03-3591-8773 (平日9:30~17:30)
主催 新しい東北」官民連携推進協議会(事務局:復興庁)
協力 兵庫県|神戸市|公益社団法人関西経済連合会|一般社団法人関西経済同友会|神戸商工会議所|一般社団法人神戸経済同友会|公益財団法人ひょうご震災記念21世紀研究機構|公益財団法人トヨタ財団|特定非営利活動法人神戸まちづくり研究所