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レポート
GFSC 東北希望のコミュニティープロジェクト~手をつなごう日本 頑張れ!!岩手 大船渡~『“夢さんま祭り2015” 支援活動報告』

イベントレポート
NPO法人日韓文化交流会 東日本復興支援チームリーダー 宇佐崎敦子

秋晴れの陸奥の空の下、復興の足音響く大船渡に、町興し復興祭りの希望の笑顔が輝いた!!


2015年9月27日(日)、岩手県大船渡市茶屋町の仮設 夢商店街で“第3回夢さんま祭り”が開催された。
夢さんま祭りは2012年に当時地元で活動していたNPO団体の要請を受け当法人が大船渡を支援したGFSC 東北Hope Community Projectが縁となり2013年7月に夢商店街の要請によって、岩手「大船渡市」地域住民(夢商店街)と文化芸術を通して東日本復興支援活動を推進するNPO法人日韓文化交流会とが連携して夢商店街の復興と活性化のために力を合わせて開催するイベントであり、今回で3回目となる。
当NPO法人は今年も夢商店街と手を携え、札幌・東京をはじめ全国からの応援団、そして韓国各企業と共に町興し・復興につなげる応援に参加した。
2011年12月より苦楽を共に歩んできた仮設店舗「夢商店街」も2016年には近隣に建設される商業施設への移転を余儀なくされ夢商店街も分散の状況に面している。
この場所で最後の開催となる「夢さんま祭り」に皆の思いが集結する。
そして、去年の何倍もの人出が商店街を埋め尽くした。


開会式では当法人専務理事より、「震災による心の痛みを乗り越え克服され、来年新しい出発をされるまでの夢商店街の皆様の心とその努力に感動を覚えます。韓国協賛企業、文化芸術団体、K-POP,J-POPアーティスと当法人が手を携え、ちからを合わせての「第3回夢さんま祭り」の開催が皆様の希望と勇気に繋がれば嬉しい」とエールを送った。
今年より、北方でのサンマ漁が海域問題で難しくなり若干低迷していたさんまの水揚げも26日の祭り前日に、祭りを祝うかのように、それまでの3倍の大漁に恵まれた。
会場では2000匹の炭火焼さんまの無料提供が始まった。
その旬の香ばしい香りの中、当法人はさらに進化した大船渡新名物”さんまばっとう”(さんまのすり身入り団子)を使ってバージョンアップした日韓コラボ”夢さんまキムチ鍋”を500食無料提供、また秋田JAかづの農協きりたんぽも200食の無料提供が行われた。
韓国協賛各企業も安価で商品を提供し(売上金は夢商店街に寄贈)地域住民とふれあう物産展に明るい声が飛び交う。


舞台ではGFSC広報大使MR.MRが昨年に引き続き2回にわたる無料チャリティーライブや、初出場の日韓音楽交流アイドル4Ccrewのチャリティーライブ、そして地元大船渡東高校・太鼓部演奏や、震災直後より当NPO法人と共に手を携え復興支援を推進してきた宮城県文化芸術団体有志による福面の公演が繰り広げられ祭りを大いに盛り上げた。
GFSC広報大使MR.MRは今年6月に日本デビューを果たし、自らの全国ツアーの中、この復興祭りを盛り上げようと「夢さんま祭り復興支援応援ツアー」で駆けつける皆さんと共に汗を流しながら、大船渡の皆さんとも交流を持ちたいと駆けつけた。
チャリティーライブのコメントでは「僕たちの歌で皆さんがもっと楽しく、もっと元気になってもらえるよう精一杯歌います!」と語り熱唱した。
初の応援に駆けつけた日韓の架け橋を志す日韓音楽交流アイドル4Ccrewも歌とダンスで華やかさを添え祭りを盛り上げた。


地元からは、全国大会にも出場経験のある実力校、大船渡東高校・太鼓部が地元の復興支援の力になればと参加しその迫力ある演奏は観客を魅了した。若い力は大船渡の輝く未来を予感する。
また、当法人と震災直後より“GFSC希望の和太鼓プロジェクト”で宮城県石巻雄勝中学校の輪太鼓支援で手を携え復興支援を推進してきた宮城県文化芸術団体有志が福をもたらす“福面”として2013年に続き2度目の出演となった。メンバーの中には当法人が震災直後より支援する「青い鯉のぼりプロジェクト」発起人の伊藤健人さんの姿もあった。震災で同じく多大な被害を被った宮城沿岸部被災地からの“僕たちの演奏が皆さんの希望の音になれば!共に頑張りましょう!”というメッセージに観客から共感の大きな拍手が沸き起こった。


舞台で繰り広げられる様々な公演に観客から大きな歓声と拍手が沸き起こる。
会場では、夢さんまキムチ鍋を、「美味しいね!」とうなづくようにベンチで召し上がる年配のご婦人!「辛くないよ!」と頬張る子供たち!
復興へ進む町が家族ずれで大いににぎわう1日になった。


夕日が夢商店街を黄金色につつみ込む。
土地区画整理事業で仮設夢商店街の撤去を余儀なくされ、団結してきた夢商店街も分散の岐路に立つ。
商店街の皆さんも巡る思いを馳せながら、訪れた観客と共に第3回夢さんま祭りを満面の笑みで楽しむ。
ある店主は、これからの商店街の分散を前に震災後の年月を顧み「これまでの絆が宝物」と話された。
絆を大切に、絆を力に、1日も早く元の幸せな生活を取り戻せるように復興支援活動を続ける重要性を強く強く感じる日となった。


NPO法人日韓文化交流会とGFSCは文化芸術を通して東日本復興推進活動を今後も継続して参ります。


[関連記事]
IBC岩手放送 http://news.ibc.co.jp/item_25406.html
毎日新聞 http://mainichi.jp/area/iwate/news/20150929ddlk03040133000c.html
岩手日報 http://www.iwate-np.co.jp/cgi-bin/topnews.cgi?20150928_4
東海新報


                                                      「第3回夢さんま祭り」の開会!!       2000匹の炭火焼さんまが振る舞われた


         日韓コラボ新夢さんまキムチ鍋に行列~            500食限定無料提供!完売御礼


           夢さんまキムチ鍋2015バージョン!   夢さんまキムチ鍋に「美味しいね~!と絶賛! 


       韓国企業協賛バザーで韓国商品が珍しい~         チヂミの試食もどうぞ!!


                                   4Ccrewのスペシャルステージの始まりです


     4Ccrewが炭火焼さんま手渡しサービス中~        太鼓の実力校 大船渡東高太鼓部演奏


           お祝いの風物詩“餅まき”の始まり!        餅に当たりの印があれば豪華景品プレゼント


             MR.MRⅠスペシャルステージ!            歓声が会場に響きわたります~~


            宮城県より遠征の福面の演奏!         MR.MR!炭火焼さんま美味しくたべてね


     MR.MRⅡスペシャルステージに4Ccrew出演            最後の演目でMR.MRが熱唱


                アンコール曲My girl!         餅まきの当たりの方にプレゼント贈呈


                                                                                         KOTRA韓国協賛企業売上金贈呈  

イベント概要
イベント名 大船渡 夢商店街 ”夢さんま祭り2015”
開催期間 2015年09月27日(日)
エリア 東北エリア(岩手県)
開催地 岩手県
会場 大船渡市 夢商店街
料金 無料
問合せ先 NPO法人 日韓文化交流会 mail:info@japankorea.org
主催 大船渡 夢商店街
共催 NPO法人日韓文化交流会| 夢グループ 水産部
後援 岩手県大船渡市(予定)|KOTRA|文化芸術による復興推進コンソーシアム|GFSC(Good Friends Save the Children)