去る1月12日(月・祝)、おとのきずな実行委員会主催による第4回Sing in Messiah演奏会を開催いたしました。今回は全国17都府県から４００名を超すご参加をいただき、今までの中で一番多い参加者となりました。主催者としては、やりがいのある、そして、事前準備に追われた疲れもどこかに吹っ飛んでしまうような喜びを感じています。
　この演奏会による「東日本大震災ふくしまこども寄附金」への義援金は522,565円となりました。

　さて、指揮者の八尋和美先生は今年84歳を迎えられますが毎回少しの緩みも感じられない、素晴らしい音楽を創造して下さいます。合唱団は当日、全国１７都府県から参加して下さったお客様が、即席合唱団員となり、一時間半の練習の後、本番を迎えます。

　しかし、ソリスト、オーケストラの方々は本番まで一回のリハーサルもなく、ぶっつけ本番の演奏会になります。今回の会場となった東京文化会館小ホールを埋め尽くした４００人を超える「合唱団」とステージ上のソリスト、オーケストラの方々の凛とした緊張感のある演奏が一体となって素晴らしいハーモニーを醸しだし、さすがにプロとはこういうものか！と感嘆させられ演奏会でした。

　参加者の皆様方からも「素晴らしい演奏会だった！来年も是非参加したい！」との声が続々と寄せられています。嬉しい限りです。
　私たちは2011年4月13日に「おとのきずな実行委員会」を結成致しましたが、今回で7回目の事業となりました。
　大震災支援に対する、皆様の篤い熱い心が一つになり、お陰様にて、義援金の額も今までの合計で250万円を超すことが出来ました。

　日本列島に生きていく私たちは、どこに住んでも様々な自然災害を覚悟して生きていかなくてはなりません。
　そうしたときに、ささやかながらも文化活動を通じて、このような活動を続けていけることに、感謝の気持ちでいっぱいになります。と同時に、私達の活動が日本文化の向上にも繫がるのではないかと考えています。

　引き続き、『～私たちは忘れない。あの日起こったことを～』をスローガンに掲げて、実行委員一同、力を合わせて頑張っていきたいと思っています。

　次回第8回の事業は、渋谷の「さくらホール」において6月14日（日）14時開演のチャリティーコンサートを企画しています。作曲家でピアニストでもある「なかにしあかね」さんのピアノ、ソプラノ小針絢子さん、アルト小川明子さんによるソロ、そして福島県立安積黎明高等学校（旧安積女子高等学校）のＯＧの方々でつくる、女声合唱団「安積フィメールコール」による合唱およびソリストとの合同演奏など多彩なプログラムを準備しています。ぜひお楽しみにしていただきたいと思います。