去る６月１４日（日）渋谷区文化総合センター大和田　さくらホール　にて「おとのきずな実行委員会」第８回事業を行いました。チケット完売のため、当日は全席７３５席が、ほぼ満席となりました。
　開場時間の３０分前には沢山のお客様で長蛇の列となり、やむを得ず開場の予定時間を２０分繰り上げざるを得ない状況となりました。

　演奏会に先立ち、東京音楽大学ピアノ科１年生で福島県浪江町から埼玉県に避難して来ておられる篠原聖華さんに話をして頂きました。東日本大震災の時、中学生だった篠原さんは、困難な状況を乗り越え、今年の春、東京音楽大学ピアノ科に見事ご入学されました。将来、ふるさと福島のために役に立てる音楽家になりたいと、大きな希望と決意を披露して頂き、会場から大きな大きな励ましの拍手を頂きました。

　プログラムは第一部をアルト歌手、小川明子さんと作曲家でピアニストの、「なかにしあかね」さんの共演、小川明子さんはホールいっぱいに響く「荒城の月」「白鳥の歌」など。

   つづいて福島県出身のソプラノ歌手、小針絢子さんと福島県出身のピアニスト、庄司紀子さんの共演による「群青」（福島県立南相馬市立小高中学校平成24年度卒業生作詞）など。

　 第二部が福島県合唱連盟理事長を務める菅野正美先生の指揮による女声合唱団「安積フィメールコール」による「なかにし あかね作曲、合唱組曲」を2曲「なかにしあかね」さんのピアノで演奏して頂きました。
　ふるさとを思う気持ちが会場を包み、熱気あふれる演奏に涙を誘われましたとの感想が多く寄せられました。心に残る演奏会となり、主催者としてもやりがいを感じています。

　この演奏会の収益金823,865円を「東日本大震災ふくしまこども寄附金」に寄附致しました。この4年間の寄付金の累計も3,358,030円となりました。
　私たちはRemember2011.3.11～私たちは忘れない。あの日起こったことを～をスローガンに今後とも活動を続けていく所存です。
　皆様の変わりないご支援をどうぞよろしくお願い致します。