レポート
『~手をつなごう日本 頑張れ!!岩手 大船渡~“夢さんま祭り2014”』 活動報告
天高く澄み渡ったみちのくの青空の下、町興し復興祭りの希望の音色がこだました!!
2014年9月28日、岩手県大船渡市茶屋町の仮設 夢商店街で“夢さんま祭り”が開催された。
夢さんま祭りは震災後岩手「大船渡市」地域住民(夢商店街)と文化芸術を通して東日本の復興支援活動を推進するNPO法人日韓文化交流会とが連携して夢商店街の復興と活性化と日韓文化交流のために力を合わせて開催するイベントであり昨年に続き2年目となる。
NPO法人日韓文化交流会は、今年も夢商店街の熱い要請に応え札幌・東京からの応援団、そして韓国各企業とともに総勢85名で町興し・復興に繋げる応援に参加した。
会場は昨年の集客を更に3倍も上回る人々が集まり盛大な盛り上がりをみせた。
開会式では大船渡市長より「東日本復興は今からが正念場。今年の初水揚げのさんまも大型で脂がのって、たいそう美味しい。今日は楽しんでください」との挨拶のとおり昨年の2倍の炭火焼さんまの無料提供が始まった。
会場のその旬の香ばしい香りの中、当法人は大船渡の新名物“さんまばっとう”(さんまのすり身入り団子)を使ったNEWバージョンの日韓コラボ夢さんまキムチ鍋を500食無料提供、また秋田JAかづの農協のきりたんぽも200食の無料提供が行われた。
舞台では、当法人GFSC広報大使MR.MRの2回にわたる無料チャリティーライブや震災直後より当法人が3年間支援してきた宮城県石巻市雄勝中学校の復興太鼓、そして当法人と「青い鯉のぼりプロジェクト」を共にしてきた宮城県創作和太鼓駒の会の公演、伝統芸能 寺町一座も祭りを大いに盛り上げた。
GFSC広報大使MR.MRは9月初めより全国5大都市を巡るライブツアーを開催!
その最終地を大船渡とし復興祭りを盛り上げると共に「夢さんま祭り復興支援応援ツアー」で駆けつける全国の応援団の皆さんと共に汗を流しながら、地域住民との交流も持ちたいと駆けつけたのだ。チャリティーライブのコメントでは、「震災で大変なご苦労をされていることを知りました。僕たちの音楽で皆様に元気を持っていただけたらと思います」と熱唱。“あたりまえ体操”やコントで笑いを振る舞う一幕もあった。
石巻市雄勝中学校3年生は片道3時間を掛けての遠征応援だった。震災直後より太鼓やワークショップ・オリジナル曲を提供した当法人へ感謝の気持ちを込め、その恩返しが出来たら嬉しいと話した。そして、自分たちも震災で全てをなくしたが、太鼓を打つことで希望をもって元の生活を取り戻したいと語った。
舞台で繰り広げられる様々な公演に観客から大きな歓声と拍手が沸き起こる。
親子連れの子ども達は音楽に合わせて笑顔で身体を揺さぶる。
地元の方々から、「大変なことも多いけど、今この時間が本当に楽しい!有難う」、「遠いところから来てくれて有難う!」と声掛けされる言葉が心に染み入る。
みちのくの夕暮れは町を黄金色に染める。
その光は満足げに微笑む人々の笑顔をより一層輝かせていた。
これからの日々、1日も早く幸せな元の生活を取り戻せるよう町興し・復興支援活動を続ける大切さをひしひしと感じる日であった。
我々NPO法人日韓文化交流会とGFSCは文化芸術を通して東日本の復興推進活動を今後も継続して参ります。
諸団体・応援団の皆様!有難うございました。
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