ご覧のページは、これまでのコンソーシアムのホームページを活用し、コンソーシアムの活動記録や資料等をアーカイブ化したものになります。

レポート
平成25年度熊本県立劇場被災地支援交流事業の報告

イベントレポート
熊本県立劇場

未曽有の被害をもたらした東日本大震災から、やがて3年が経とうとしています。がれきの処理など被災地の復旧はかなり進み、国民の意識も被災地から徐々に離れて来ているように思われます。しかしながら、震災を契機に家族を亡くした人、長年住み慣れた土地を離れなければならなくなった人などのこころの復興にはまだ時間が掛かるようです。
一方、熊本県でも震災の翌年、九州北部豪雨により大きな被害を蒙りました。いまだに仮設住宅で生活している人々も多く見られます。
こうした方たちに、生きる力や喜びをもたらし、少しでも元気になっていただくことを願って、被災地に芸術家を派遣します。


1.芸術家派遣事業の概要
熊本県立劇場では、大規模な自然災害により被災した方々へ、いかなる芸術を提供すれば「こころの復興」につながるのかという視点に立ち、模索・研究しながら公演内容を検討することにより、県内アーティストの育成と芸術性のレベルアップにつなげることを目指して、平成23年度から被災地支援交流事業に取り組んでおり、平成24年度は熊本県立劇場で実施した5公演に、被災者の方々を招待(計122名)した。
平成25年度も引き続き、コンサート等へ招待するほか、平成24年7月の九州北部豪雨による県内の大水害被災地である阿蘇市と、平成23年3月の東日本大震災被災地において、熊本県と県内自治体が復興支援を行った阿蘇市及び東松島市において、法人の社会的貢献事業として行うとともに、熊本県立劇場が企画・立案し、アーティストを派遣して、舞台公演を行うことにより、県内における舞台芸術家の創造活動を促進する。


2.芸術家派遣事業の内容と目的
阿蘇市へは、澤村裕司(箏)、渡部祐子(箏、三弦)、見澤太基(尺八) の邦楽アーティストを派遣し、県内邦楽演奏者のレベルアップと、県内の子ども達への邦楽に親しむ機会の提供・邦楽への理解促進を狙う。(※1)


東松島市へは、12月に県内舞台芸術団体「Theちゃぶ台」の木内里美及び上田依里子を、3月には「Cheers Trio(チアーズ トリオ)」の亀子 政孝/コントラバスと、辻 由美子/ソプラノ、及び德田香南/クラリネット、共演として後藤百合/ピアノのアーティストを派遣し、当芸術団体の舞台芸術のレベルアップ及びアーティストの育成支援を図る。(※2)


3.平成25年度事業実績


4.活動状況の記録



熊本県立劇場の公式サイトでは、平成25年度に行われた被災地支援交流事業のアンケート結果など、詳細な公演レポートを公開しています。詳しくは、下記URLをご参照下さい。


熊本県立劇場 過去の自主公演レポート >>> http://www.kengeki.or.jp/audience/reports


イベント概要
エリア その他の地域
会場 熊本県、その他

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